PG ダブルオーライザー
※久々に画像点数70越えのためけっこう重いです。ご容赦ください。
というわけで、苦節13時間半の作成と4時間半の画像作成作業の末、ようやく記事になりました・・・。
しばらくぶりの完全新規パーフェクトグレードは、ガンダムOOの後期主役機のパワーアップ形態たるダブルオーライザー。
BB、ハイコン、HG1/144、1/100ときてMGかっとばしてのPGとなったわけですが、ガンプラとしての新機軸を
ふんだんに盛り込んだ「現在のガンプラの最高峰」たるPGを冠するに相応しい出来になっています(細かいところに目をつぶればですが)。
パッケージ
やっぱりPG、箱はデカいです。
RX-78にザク2、ストライクあたりの箱の厚み二倍といったところ。
前作のガンダムアストレイレッドフレームに引き続き取っ手が付属しております。
中を開けると箱が3つこんにちわ。
Aにはダブルオーガンダム、BにはオーライザーとGNソード3のランナーが封入されており、
GNドライブは上げ底された小さい箱の中に収められています。
そのほか、組み立て説明書と解説書に、初回生産分には封入特典としてクリアカラー装甲パーツの購入権を得られる
シリアルコードが記載されたシートが一枚入っています。
解説書はダブルオーガンダム、オーライザーの開発経緯にソレスタルビーイングおよびイノベイターの
モビルスーツ開発系譜といったものが載せられています。
開発系譜は全ての基となったOガンダムからMSVを経由して、イノベイターMSの最終到達点であるリボーンズガンダムや
ダブルオークアンタ・サバーニャ・ハルート・ラファエルの劇場版用新ガンダムに到るまで、ほぼ完全網羅という、
OOMS好きには堪らない資料となっております。
ついでに、外付け初回特典の2Wayスタンドの紹介。
長短二本の支柱で、ダブルオーとオーライザーを同時に展示するもよし、どちらかだけもよし、
ダブルオーライザーを飾るもよし、と使い道は様々。専用アタッチメントも付属しています。
GN-0000 ダブルオーガンダム
これがガンダムだ!
はともかくとして、さすがはPG、思いつく限りのあらゆるギミックと表現を突っ込んでみた感満点です。
可動部位は
首二重・肩三重・上腕ロール・肘二重・手首・手首スナップ・五指関節・腰三重・股関節・大腿ロール・膝二重・足首三重・爪先二重
と盛りだくさん。
肩関節の腕側・体の外方向に腕を振る軸部位、肘GNコンデンサ部、手首GNコンデンサ部・膝GNコンデンサ部の
左右合計8箇所にガンプラ初の試みとなるクラッチ機構が使われています。とはいっても、簡潔に言えば
「動かないくらい硬いクリック関節をボタンを押せば動くようにしたもの」といった感じ。
構造自体はクリック関節とそう大差がなく、関節を動かす力ではなくボタンを押す力とスプリングによりギアが噛みあう力を
相殺させることで関節を動くようにする、というものです。
いくつかの店舗ではこの機構だけを抽出した展示用膝関節があったりもしたので、体験した方もいるのではないでしょうか。
この機構と膝GNコンデンサ上・肘GNコンデンサ下のクリック関節のおかげで肘や膝の保持力は
ガンプラ史上最高級、扱いにくさも最高級となりましたが、結局肩関節はいつものとおりのポリキャップに
軸を差し込んでいるだけ。
後述のGNソード3はけっこうな重量があるため、びしぃ!っと保持したままにするのは結局無理なわけです。
足の裏には赤枠同様にラバーシールを貼り摩擦力を高めているのですが、足首の可動幅が狭く180度開脚できる脚部に
全く追いつけないため、効果はあるんだけど微妙といったところ。
頭の内部にはLEDユニットが仕込まれており、目や後頭部コンデンサを発光させます。
側頭部コンデンサも光るのですが、パーツの組み合わせ方の都合で光り具合が悪いので自分はシールを添付しました。
ちなみに本来ダブルオーのアイカメラは青。でも後頭部は緑。アイカメラを塗装して調整しますか?
この頭部発光用LEDユニットと後述GNドライブユニットのために、なんと今回はボタン電池も封入済みという太っ腹。
買ってすぐに発光ギミックが試せてしまうわけです。
股関節はロックを外して下ろすことで可動幅を広げることが出来るようになっています。
この機構を扱いやすくするための工夫がフロントスカートに施されています。
胸部中央の白いパーツを前方にスライドさせてハッチを開くと中にはパイロットスーツ着座姿のガンダム刹那がおりまして、
CB制服姿刹那のフィギュアも付属しております。
バックパックから肩に伸びるGNドライブは、BP付け根に二重関節とアームとドライブの連結部のロールと引き出し軸を
備えているほか、ドライブ部は合体時の重量を考慮したクリック関節で仰角を付けられます。
で、このタケノコですが、先端部を押してやると内部が緑に光り、それから内部に仕込んだフライホイールが
徐々にスピードを上げながら回転、その後減速して終了という発光パターンを見せてくれます。
再度先端部を押すことで中断もできる優れもの。
とはいってもけっこう簡単にスイッチ入っちゃうので、合体の際に肩バインダーをつける時とか2,3回動き始めてしまうことも。
装甲板はこのあたりまでは安全に外す事ができ、内部骨格を堪能できます。
装甲の下に隠れて見えないにもかかわらず、エネルギーケーブルを多数のホログラムシートを使って再現しています。
胴体から引き抜いたコクピット部と装甲を取り外したバックパック。
GNドライブも取り外すことができ、裏面カバーの中央には一応Oガンダム用とエクシア用の刻印がされているようです。
ダブルオー用の装備はおなじみGNソード2が2振りとGNシールド。GNソード2の刃部分は銀メッキ加工。なのにセンサーは無色。
どちらも差し替えなしで変形できるようになっています。
装備いろいろポージング。
GNシールドやGNソード2の連結も差し替えやパーツ追加なしでOK。
リアスカートから取り外したGNビームサーベルにはクリアピンクの刃も付属しています。
GNビームサーベルは楽ですが、GNソード2の時点で既に手首の保持力が微妙・・・。
GNR-010 オーライザー
まずは6方向から。
スマートなフォルムがSTG自機チックなのは相変わらず。
ギミックとしては、ランディングギアの出し入れ、機首後部・多目的GNコンデンサとコクピットのハッチ開閉、
左右バインダーのGNミサイルとGNビームガンの開閉連動、PGオリジナルギミックの背部スラスター展開が備わっています。
コクピットにはパイロットスーツ姿の沙慈が着座しているほか、よく見ると赤ハロがセットされているのが分かるようになっています。
ついでに1/60パイスー沙慈のフィギュアも付属しています。
機首を引き抜いてやることで、機首部分の装甲板を外せるようになります。
中にはセンサーが。
PGオリジナルオプションとして、GNミサイル2丁×4セット、GN粒子撹乱ミサイル2丁、GNコンデンサ二個に
前期でキュリオスが使っていたのと同タイプのミサイルコンテナが2個付属。
ミサイルコンテナは中央の一個が着脱式になっています。
どのアイテムのジョイント部も着脱自由。
HGや1/100同様に側部にGNシールドを取り付けられるほか、オリジナルオプションも全部同時に装備可能。
GNシールドとミサイルコンテナは使用するジョイントが同じ部位なので、取り付けられるのはどちらかのみとなります。
ちなみに、バインダー下部にオプションを取り付けると、ランディングギアが地面に接地できなくなってしまうという
弊害があったりします。
そして梱包的にはオーライザーと一緒に入っているGNソード3にもPGオリジナルギミックが仕込まれており、
専用アタッチメントを取り付けることでオーライザーの機体下部にマウントできるようになるほか、
その状態でランディングギアを起こすことで接地も可能という優れもの。
オリジナルギミック全部乗せ。意外や意外、コレで自立しちゃうんです。揺れにはめっぽう弱いですが。
専用アタッチメントを使うことで、特典スタンドにこのまま展示することもできます。
特典スタンドの長いほうの支柱にオーライザーを設置するとちょうどいい高さだったので、
3箇所発光させて合体バンクの連結シーンっぽくセッティングして合体へ。
暗くしてやったほうが発光がくっきりして「らしく」見える気がしたので、ついでに撮ってみました。
合体、ダブルオーライザー
オーライザーの変形は大体1/144や1/100と同じ。
ドライブ部との連結の仕方が大きく異なっており、オーライザー本体との接続ジョイントをひっくり返して
ドライブ部との接続ジョイントを引き出します。
GNドライブ取り付け部の黒いリングに、バインダーから引き出した接続ジョイントを連結。
PGではこの部分が回転することでバインダーを後方に動かすことができるようになっています。
本体部は折り曲げたことで出てきたピンをダブルオーのバックパック中央のハッチを開けて出てきた穴に差し込んで、
さらに上方のフックをバックパックに引っ掛けることで固定します。
ようやく登場、ダブルオーライザー。
・・・背中が重すぎるので、おもいっきり限界いっぱいのけぞります。
なんでこういうときにのけぞり防止ストッパーを搭載しておかないんでしょうか・・・?
とはいったものの自立はさほど問題なし。
そしてここでGNソード2版トランザムライザーのつもりでGNソード2用ビーム刃を取り出してみる。
重量バランスが危うくなるので、ただでさえ微妙な保持力がさらに危ういことに。
個体差ならいいんですが・・・。
GNソード3はガンモード・ソードモード・トランザムライザーの3形態再現可能・・・ですが、トランザムライザー形態の保持が
絶望的だったため、安定性抜群のソードモードにビーム刃を被せてみました。
けっこうデッカくて迫力があります。その分場所もとりますし重量も満点ですが。
PGというからにはもうちょい頑張って欲しかった、という点もありますが、個人的には概ね満足しております。
1/60というサイズだからこそできるギミックと、このサイズだからこその迫力と魅力を存分に堪能して、
ガンダムになってみては如何でしょうか。
年末年始で見る番組がないときの暇つぶしにはもってこいの品かと。
ついでに照明落としてもう一枚。
ドライブの回転音が意外と病み付きになります。
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コメント
私6年です。PGOOですかー全塗装で作りましたー
投稿: ぺいぺい | 2011年12月24日 (土) 19時28分
PGやばっ!!おれもPGのストフリを2ヶ月まえに買ったけど下半身しか完成してねぇ・・・MGなら余裕なのにwww
投稿: | 2010年12月11日 (土) 10時05分
解説ありがとうございました。発売してかなりの時間がたちましたが、自分はいまだに買うかどうか迷っている優柔不断男です(笑) 楽天やアマゾンのレビューを見てると買う気が失せるんですよ;;
管理者様は、お勧め度を10点評価にすると、何点くらいを出しますか?
投稿: | 2010年9月13日 (月) 01時23分
細かい解説&写真、乙です、ありがとうございます。憧れますが、自分はPGは無理ですねぇ、MGすら手こずりますから(笑)
投稿: yokota | 2009年12月 2日 (水) 00時22分